こんにちは、スマートトーマスです。
和風ホラーゲームの傑作「影廊 - Shadow Corridor」の検証を行いたいと思います。
今回のテーマは「時止め効果を使って徘徊者と歩く」です。
概要
影廊では、一時的に時間を停止させる「時止め効果」の要素があります。
徘徊者に発見された場合の回避用として、また罠やダメージ要素の回避用として、非常に有用な効果となっています。
時止め効果発生タイミング
時止め効果は約20秒間継続し、その間は徘徊者や竜蟲等の接触効果が発生しません。(混沌の神楽鈴使用時のみ、徘徊者を透過することができない=道を塞がれる危険があります)
通常徘徊者がプレイヤーに追いついた時点で死亡となりますが、時止め効果により接近→時止め解除した場合にどうなるのか? が今回の検証内容となります。
検証方法
- カスタムマップ「深淵」で検証(初期アイテムに水晶玉があるため)。
- マップには対象の徘徊者のみ設置。
- 徘徊者が近づいてきたら、水晶玉を使用して徘徊者と重なった状態で待機。
- 時止め解除された後の結果を観察する。
検証結果
検証結果まとめがこちらになります。
対象 | 結果 | 備考 |
---|---|---|
神楽鈴の徘徊者 | 死亡しない | 発見状態のままついてくるようになります。 |
走り廻る徘徊者 | 死亡しない | 発見状態のままついてくるようになります。 ついてくる徘徊者をうまく扉に接触させると破壊することができます。 |
忍び寄る徘徊者 | 死亡しない | 発見状態のままついてくるようになります。 |
警鐘の徘徊者 | 死亡する | 時止め解除時接触していると即死になります。未発見(水溜まり)の場合、通常の接触→実体化します。 |
千里眼の徘徊者 | 死亡しない | 発見状態のままついてくるようになります。 |
泣き声の主 | 死亡しない |
(固定型)発見状態のままついてくるようになります。 (徘徊型)時止め時に発見が解除されるため、そのまま離れて行ってしまいます。 |
憎悪を振りまく影 | 死亡する | 回廊マップと骸流しの渓谷共に接触で即死です。 |
※Steam版ver2.12での検証結果です。
※肥大化した憎悪ステージ等で出てくるミニ金魚・光の手等は時止めを無視して行動、接触効果があるので除外。
詳細
神楽鈴の徘徊者
接触した状態で時止め解除されると、発見状態の表示が出ますが、神楽鈴自体の状態は変わらず。プレイヤーが動き出すと発見状態(走り状態)に変わります。
混沌の神楽鈴使用時=重なることができないときでもくっついていれば成功したので、体のサイズは小さいですが、一部に触れていれば大丈夫なようです。複数体を連れていきたいときは、体がほぼ完全に重なっている状態でないとうっかり殺されるので注意です。
また、徘徊者を連れている状態でも他の徘徊者の発見状態には影響しないようです。(神楽鈴Aを連れて神楽鈴Bに近づいた場合でも、発見されない限りは追跡されない)
走り廻る徘徊者
結果は神楽鈴と同様です。
胴体部分のどこかに重なっていれば大丈夫なようです。(重なっていた場合、プレイヤーの後ろに張り付くような位置に移動します)
この徘徊者の最大の特徴として、「鍵として利用することができる」があります。後ろについてくる走り廻る徘徊者は、接した扉を破壊してくれるので、鍵扉の前を通ることで扉破壊が可能です。但し、時止め状態でない場合は当たり判定があるので、部屋の角に行ってスタックすることの無いようにしましょう。
忍び寄る徘徊者
結果は神楽鈴と同様です。
体が長いので、複数体を爆竹誘導したとき重なりにくいので注意です。
警鐘の徘徊者
死亡します。
体・頭部に重なるようにして死亡、まさかの提灯が本体?と試しましたが死亡しました。また、水溜まり状態の場合は時止め解除後実体化するだけでした。
千里眼の徘徊者
結果は神楽鈴と同様です。
体の一部が重なっていれば大丈夫なようです。神楽鈴より判定が狭そうなので、複数体を連れたいときは注意です。
泣き声の主
死亡しません。
固定型と徘徊型で挙動が異なるようです。
- 固定型
- 時止め解除後、定位置に留まる。
- プレイヤーが動かなければ未発見のまま、動くと警戒状態→発見状態となり、今回の現象が発生します。
- 以降は神楽鈴の徘徊者等同様、連れまわすことができます。
- 徘徊型
- 時止めが発生した段階で追跡が解除される模様で、再度発見状態にもならず、重なった状態から徘徊(未発見状態)に移行して離れていきます。
- ライター等を点けていると、一定距離離れた後再発見されますが、何もしなければそのままです。
- また、この状態の徘徊型を追いかけると未発見状態を維持することができます。
憎悪を振りまく影
死亡します。
回廊ステージの憎悪は体に完全に重なるようにしても死亡、骸流しの渓谷ステージの低空飛行型憎悪も頭部・胴体・足に重なっても死亡が確認されました。
※骸流しの渓谷は大勾玉による時止めを使用しています。
徘徊者から離れる時の注意点
この現象は、徘徊者の攻撃範囲の内側にいることで安全でいられる点に注意です。徘徊者から離れる際は、殺されない方法を選択する必要があります。
走る
死亡します。
金メダルvs神楽鈴のような速度が勝っているケースでも発生したので離れた時点でNGと思われます。
ロッカーに入る
死亡します。
ライターや懐中電灯を無点灯状態でも同様です。
行李で確認したところ行李を破壊してから殺されたので、ライター点灯時のような「行李に入っているが、発見されている状態」扱いになっていると思われます。
落下する
脱出成功します。
攻撃範囲の内側を維持した状態で別階層に移動したのでやられなかったものと思われます。但し発見状態は維持されるので、徘徊者が追いかけてくるまでに逃げる必要があります。
ワープする
脱出成功します。
ワープ先の近くでワープすると即やられる可能性があるので注意しましょう。
カメラを使用する
脱出成功します。
そのまま逃げることも可能ですし、そのまま徘徊者と接した状態を維持していれば殺されない状態のままになります。
間にドアを挟む(自分だけ通り抜けた状態で閉める)
脱出成功します。
徘徊者はプレイヤーとの間の扉を破壊し、追跡してきます。
徘徊者の位置をしっかり扉の手前にした状態で閉めないとすり抜けてくることもあるので注意です。
崩落地点を通過する
脱出成功します。
複数の徘徊者を引き連れている場合、まとめて捕獲することも可能です。
歩きの場合タイミング次第で閉じ込め損ねることがあるので、ぎりぎりのところで少しずつ進むか屈み歩行で崩落させるのがお勧めです。
まとめ
時止め効果を利用した徘徊者接触時の動作について検証しました。
走り廻る徘徊者のみ鍵として利用の道はありそうですが、「走れない」「ロッカーに入れない」「他の徘徊者には普通に見つかる」と攻略には役に立たなそうです。
ただ面白い挙動ではあるので、縛りプレイとして試してみるのはいかがでしょうか?
今回の調査を動画にしてみました。↓